2009年 02月 21日
ひととせ
夜。DVDで同志社高校(京都)の「ひととせ」を鑑賞。06年の全国大会最優秀賞。観たい観たいとずっと思っていた作品です。部員の奥田菜津さんが脚本を書き、自ら演じ切る。一人芝居の作品が全国1位になったのは史上初です。しかも驚くなかれ、同志社高校の演劇部は部員がひとりしかいません。奥田さんひとりだけ。それが全国大会最優秀賞です。これを快挙と言わずに何と言う。幕が上がって奥田さんの顔が画面にアップになります。すぐに納得。この人には引き付けられますよ。そして等身大と言えば、これほど等身大の作品もあるまい。主人公と奥田さん本人を重ね合わせ、それと自分を重ね合わせた高校生も多いでしょう。おそらく激戦だったと想像されるこの年の全国大会で、この作品が最優秀賞に選ばれたことを私は喜びたいです。こんなに応援したくなる作品はなかなかないもの。(はやし)
by futohen
| 2009-02-21 22:36
| 演劇一般