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授業の終わり

 朝から高校の授業。3年生の「朗読」の授業は今日が最終回でした。最後なので、演劇人である私たちが提供できる最強の「朗読」の授業をやります。野田秀樹の「赤鬼」をアタマからがっつり読んでいく。休憩を挟まず約80分間。みんな初見でよくがんばった。よく声が出ていたし、よく聴いていた。特に第15場と第16場は、ト書きを読む私も力が入りました。

 演劇の戯曲をこうして大勢で声を出して読むなんて、演劇でもやらないかぎり、卒業後は経験しないことだろうと思います。「伝える伝わらない」「通じる通じない」「聴く耳」「思い込み」「受け入れる受け入れない」等々、ホンの内容とこの1年間の授業で経験してきたこととがオーバーラップする部分もありましたね。赤鬼とフクの物語は、授業で「赤福」と名乗っている私が選ぶべくして選んだようなものでもあるな。授業後はパシャパシャとみんなで写真を撮って全ておしまい。みんな1年間、お疲れさまでした! 卒業しても元気でねー!(はやし)
by futohen | 2009-01-21 20:34 | 演劇一般