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「若草みたいな物語」

 高校生のミュージカル公演を観ます。洗足学園音大にて。すごくきれいなキャンパス。ここは「のだめカンタービレ」のロケ地なんだそうです。キャストの大半は洗足学園高校の音楽科ミュージカルセクションの生徒たち。彼らに混じって音大の学生がサポート的に客演。スタッフはみな講師の方々です。高校生の舞台なのですが、いわゆる高校演劇とはちがいました。これがなかなか見応えがあり、楽しく観劇。堪能。「キャバレー」、かっこよかったな。

 「虹の彼方に」を聴きながら(観ながら)、ひとつ思いました。ミュージカルで歌われる歌は、「歌」なのかしら。「演技」なのかしら。というのも、視線が高いなぁ、もったいないなぁ、と私は思ったのですね。「演技」ならば、あれが自然です。虹の向こうに思いを馳せながら、足元を見たりはしないものね。でも「歌」なら。もうちょっと客席にも目を向けてほしかったな。歌が素敵だっただけに、優しく語りかけるように、優しく歌いかけてほしかったです。わがままかな。「歌」とは何かとか、「演技」とは何かとか。深く考えたわけではないんだけど。(はやし)
by futohen | 2008-02-29 23:00 | 演劇一般