人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「一瞬の風になれ」

 往復の新幹線で佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」(講談社)を一気読み。第2巻の終わり近くまで読みました。爽快陸上青春小説。なるほどおもしろいです。このあと第3巻はどうなるんだろう。読後感、というか読中感? が、「タッチ」のようです。あだち充の。ただなぁ、「本屋大賞」だの「吉川英治文学新人賞」だの「本の雑誌が選ぶ2006年度第1位」だの、そんなにいくつも賞をとるほどの傑作なのかなぁ。同じ作者なら「しゃべれどもしゃべれども」とか、同ジャンルの作品なら森絵都の「DIVE!!」とか、のほうがおもしろかったような気もする。私がへそ曲がりなのかなぁ。ま、すべては第3巻にかかっています。リレーでいうなら、アンカー勝負ですね。

 昨日、金沢で居心地のいい図書館を見つけたのでした。玉川図書館。雨だし、午前中はここにじっくり腰を据える。今日のレッスンの準備です。野田秀樹の「売り言葉」がいいな。おもしろそうだな。「こうだろう」と「ツエエ子」の悲しい恋の物語。福島県二本松市と岩手県盛岡市とでは、やっぱり言葉はちがうんでしょう。きっとゼンゼン。それでも、あのセリフをぜひ盛岡の人たちに読んでほしい、それを聞いてみたい。よし、レッスンの準備はOK、楽しみ楽しみ。・・・だったんですが、諸般の事情でこれは次回以降に持ち越しです。ぜひ、またね。

 写真は、昨日の、金沢の玉川図書館のとなりの公園です。秋だなぁ。(はやし)
「一瞬の風になれ」_e0008016_0514667.jpg

by futohen | 2007-10-28 23:39 | 演劇一般