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「リュウカデンドロン」

 黒色綺譚カナリア派の公演。中野ザ・ポケットにて観劇。サブタイトルが「~サーカステントか幼馴染の赤いスカート~」。作・演出・主宰の赤澤ムックさん(←この人のルックスには目を瞠る)と中澤とが知り合いであるらしい。色々なところで色々なつながりがあるんだなぁ。

 いま知りました。赤澤ムックさんは以前、唐組にいたんだそうですね。なるほど。観ながら、私は新宿梁山泊の雰囲気を思い出していました。80年代から90年代にかけて、私は梁山泊が好きで公演をいつも楽しみにしていた。あの雰囲気だ。ワクワクしつつ、終盤には作品に引き込まれつつ、でも正直に言いますと「どこか及ばないなぁ」と感じたのでした。

 気を悪くなさらないでね。あの「団長」にもっと色気があればな・・・。仮にこれが当時の梁山泊の公演だったら、岡島博徳さんだろうか、近藤弐吉さんだろうか、ひょっとしたら六平直政さんだろうか、いずれにせよ色気のある俳優がやったんだろうと思うのです。だったら納得がいく。残念ながら団長に色気が感じられないので、作品の肝心な部分で納得がいかなかったですよ。少ない出番でそれを感じさせるのって、大変でしょうけどね。でもできる人はできる。

 終演後、まだ午後4時すぎだというのに飲みに行く。そして飲みだして早々に私はダウン。自分でびっくりだ。疲れてるんだなぁ・・・。休みがほしいなぁ・・・。(はやし)
by futohen | 2007-08-16 20:33 | 演劇一般