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ワークショップ研究会

 こまばアゴラ劇場の5F稽古場にて。正式な企画名は「ワークショッププログラム開発のための研究講座2007」だそうです。今日がその第1回。参加者の顔合わせをした後、劇団青年団の山内健司さんのワークショップを全員で受講し、質疑応答。きわめて有意義な時間をすごしました。今後も毎月2回ほどのペースで開催されます。皆勤を目指したい。

 ワークショップに「参加する」ことに私は慣れていません。「正しい参加の仕方」(←そんなものがあるのか知らんが)を私は身につけていない。大体いつも収穫があると同時に苦い思いもたっぷり抱えて帰ってくる。そこで今回は自分に課題を課しました。「目立たない」「目立とうとしない」「目立とうとしなきゃいけないんだとは思わない」「目立たなきゃ損だとも思わない」。だのに、車座で自己紹介しているとき、私一人だけが立ち上がって喋った。どうしてオレってそうなんだろう。次から、(他の現場はいざ知らず)ここではゼッタイそんなことしない。

 同じグループのフルヤさんがリアルな会話のなかで喋った「セリフ」を、そのまま喋る。「あ、そうなんですか」という、きわめてシンプルなこの一言が私にはするっと言えない。これは発見でした。フルヤさんと私との違いだ。私だったらそこで「あ、そうですか」とは言わないんだな。「ええええ???」とか「マジで?!」とか言うだろう。それは自分で思うに、会話の相手に対するサービス精神からだ。目の前の相手を楽しまそう喜ばそうとする余り、暑苦しい発言をしてしまう。私のそういう傾向は、ワークショップの進行をしているときなど顕著に現れていることでしょう。ちょっと考えちゃいました。フルヤさんのような自然でニュートラルな人との接し方が私にもできないものか。実はフルヤさんが出演している公演をつい最近私は観ており、フルヤさんの演ずる人物の「ニュートラルさ」がいいなぁと私は感心したのでした。押し付けがましくない。安易に同調したりもしない。そのまま受容する。・・・私の大きな課題だ。

 第2回第3回の日程が今日知らされました。なんとなんとなんと。私が以前から楽しみにしていた仕事の日程と、両日ともまるかぶりである。ぐぐぐぐぐ。現場体験を優先するか、勉強会を優先するか。私は苦渋の選択を迫られることとなったのであった。(はやし)
by futohen | 2007-08-16 01:44 | ワークショップ