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SePT「先生WS」その4(自己紹介について)

 What to do もさることながら How to do 。コンテンツ(どんなゲームや課題を用意するか)もさることながら、いやあるいはそれよりもっと私が興味を感じるのは、展開のさせ方や全体の構成、つかみ方やつなぎ方、参加者との距離のはかり方や話術、場の演出のしかたや雰囲気の作り方など。そういった部分の知恵やヒントを得たいのだなぁ、私は。と、いまさらながら気づきました。思うに、これは本を読んでもあんまり勉強できない。自分が体験することでしか、勉強できないのだな。貴重な機会を得て、感謝しています。

 認識が浅かったらごめんなさい。学校の先生もおなじなのかしら。教科書は決まっていて、指導要領もあるわけでしょ? ていうと、いわゆる「指導力」は、授業の展開のさせ方や全体の構成、つかみ方や(以下略)、などの部分に現れるのかしら。

 偉そうだけど、私だったらどうしたかを考えてみました。やっぱりのっけには自己紹介はしませんね。やるなら最後にやるのがいいと思います。7時間のワークショップを6時間でおさめて、最後の1時間は、全体の振り返りと自己紹介を兼ねる。たぶんこれがいちばんいい。

 「この場で自分はどう振舞えばいいのか」がはっきりしないうちは、自己紹介も当たり障りのないものになりがちです。やっぱり様子を見たいし。最後にやるなら、のびのびと語れそうな気がします。実際私のワークショップでも「じつは○○○○(けっこう有名な劇団)で役者をやっています」みたいなことを本人が明かしてくれるのは、ワークショップ後のうちあげの席だもの。そりゃ、最初には言えないよね、そんなこと。

 同時に。全体の振り返り、いわゆるアフタートークのほうも充実するんじゃないかな。ああいうのは「Anyone? Any Question?」と参加者に発言を求めても、なかなかね。やはりしーんとしてしまいがち。これを、自己紹介を兼ねて語るというルールにすれば、少なくとも自分のことは語れる。あるいは自分のことは語りたくなければゲームについての質問をすればいい。そのふたつをからめて語ってくれるのが理想だけど、逃げ道もある。感想と自己紹介をひっくるめる。これがいいと思うんですよね。どうかな。

 くどいようだけど、自己紹介の話はまだつづきます。はやし
by futohen | 2006-08-04 14:26 | ワークショップ