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SePT「先生WS」その3(自己紹介について)

 自己紹介の工夫の仕方を考えてみました。こんなのはどうだろう。

 車座で、自己紹介する人は立ち上がってスピーチするというスタイルはそのままです。ただ全員に向かって語るのではなく、だれかひとりを選んで、その人のみに向かって語りかけます。ちょっと「呼びかけのレッスン」みたいですね。つまり「聴き手」はひとりだけ。あとは全員が「聞き手」です。順番で次に自己紹介をするのは、いま聴き手に選ばれた人です。立ち上がって、まだ「聴き手」をやっていない人のなかから聴き手を選ぶ。そうやって順々に回していって、一筆書きみたいに全員を経由して最初の人に戻ります。

 選ばれるのってうれしい。きちんと自分に向かって語ってくれるのもうれしい。だから聴き手はちゃんと聴くだろうと思うんですよ。よそ見をするわけにもいかないし。きちんと聴いてくれれば語るほうも語りやすい。その自己紹介は聴き手の印象に残るでしょう。で、ほかの「聞き手」にとっても、そういうのって聞きやすかったりするんですよね。なにより、だれかをひとり選んだり、まだ選ばれていない人を探したりってするときに、きっと座に笑いが生まれるだろうと思うんですよね。空気が動く。それがいいな。試してみようかしら。

 ほかには。A4ぐらいの紙を1枚とペンを全員に配ります。で、取材記者みたいにメモをとりながら自己紹介を聴くの。手元になにもないと、聞いても聞きっぱなしで、だれがなにを言ったか覚えていられないもの。このプランの本当のツボは各自のメモです。全員の自己紹介が終わったあとメモを回収して、それを全員で閲覧するってのはどうだろう。人ごとにメモの取り方がちがうはずだし、人柄や興味のありかが、ひょっとするとスピーチ以上に伝わるかもしれない。ま、でもちょっといやらしいかな。これは試さないでみよう。なにか語るたびみんながメモをとってくれるなら、そりゃ自己紹介してて気分がいいかなと思ったんだけど。どうかな。

 自己紹介については、まだつづきます。はやし
by futohen | 2006-08-02 23:22 | ワークショップ