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富士見ヶ丘小学校の発表会

 今日はいいものを観ました! 私が講師として通っていたのは中学校。今日はおなじ富士見ヶ丘の小学校の発表会です。一観客として体育館の客席で観劇。ひじょうにすばらしい。すてきな60分。小学6年生たちの公演に一同感心しきりです。

 エルサルバドルの少年(少女だったか?)の手記を朗読劇にした部分は、胸にこたえました。ぐっと来た。その分、さいごの、「氷」の世界。人が楽しそうにしているのが気に食わない「氷」に支配された世界の物語は、ケチをつけたいわけじゃないし、これにもぐっと来たのですが、あえて言う。惜しい。友情やともだちの大切さ、ありがたみなどをテーマとするよりも、「ともだちなんかいなくたって生きていける。そんなのたいしたことない。けっして(自ら)死ぬことはない」ということをテーマとして、創作の過程で小学生たちと話し合ってみたい。私はそう思いました。そのほうが大事なんじゃないか。これから13歳になり、それぞれ中学校に進む12歳の人たちにとって、そういうテーマについて考えてみた経験は、いつかリアルな支えとなるときもあるのではないか。と思うのです。リアル・サバイバル術。

 それにしても。小学校と中学校はちがうなぁ。びっくり。(はやし)
by futohen | 2006-02-24 19:26 | 演劇一般