ひょっとこ乱舞「旅がはてしない」その1

 王子小劇場で、今日が初日。ひょっとこ乱舞の「旅がはてしない」を見ました。ひょっとこ乱舞の作品を見るのは、私は今回が初めてです。斯界の注目劇団のひとつで、かねてから見てみたいと思っていました。

 いやぁ! 男の子だなぁ!(もちろんホメことばです)

 ひょっとこ乱舞には、TEP+stepsの「ニッポニアニッポン」(6月に見たばかり)に出演していた伊東沙保さんが所属しています。おなじ俳優が両作品に出演している。そのことだけで、比べて見てしまってはお二人に失礼でしょうが、TEP+stepsの西悟志くんと、ひょっとこ乱舞の広田淳一さんと、共通して感じたのがこれです。

 作り手の、男性的なメンタリティ。オトコノコの血。「ああ、男の子だなぁ!」という感じ。私にもやはりその血が流れている。すっかりやられてしまう私だ。男の子の血が騒ぐ。

 なにせ「旅がはてしない」。

 もしかしたら「旅」に惹かれるメンタリティを、一歩ひいた位置から描く、というか、これを揶揄するような作品なのかもなと、見る前は想像してもいました。けれど、それは杞憂でしたね。

 幕開きのシーンの、いっちばん初めのセリフ。あれは「旅」のヒントになっていたんですね。なるほど。そういう「旅」かと。セリフは「××××」についてのものだけど、むしろ「○○○○」が体験する旅に近いのだな。(「××××」はある有名な物語の主人公で、「○○○○」はその同行者)。

 海の上で音楽が聞こえるイメージ、じつにステキです。

 作・演出の広田淳一さんは、じつは私が大学時代に所属していた劇団の、私の後輩に当たる方です。お名前は知っていましたが、お会いするのは今夜が初めて。終演後に初対面のご挨拶を。

 いやぁじつに気さくな方でした。よかった。ほっとしました。広田さんは「2004若手演出家コンクール」の最優秀演出家賞を受賞しています。もし鼻持ちならない自信家だったらどうしよう・・・と、思ってもいたのですが、それもまったくの杞憂。

 広田さん、今日はありがとうございました。お疲れさまでした。 

 もうひとつ。この作品には、スーパー・ウェポンが存在します。これにはすっかりやられた。強力な武器ですね。一撃必殺。これは日を改めて書こうと思います。(はやし)
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by futohen | 2005-07-15 01:06 | 演劇一般