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奇面館の殺人

 夜。駒場で復興教育支援事業のためのプログラム作りの集まり。最初はぼんやりとしたイメージだけだったものが3時間後にはかなり形になった。テーブルを囲んで意見を出し合うだけじゃだめなのだな。本当にそうだ。「とりあえずやってみるか」と言ってすぐに腰を上げることが大事。「でもさ」は言っちゃいけない言葉だ。綾辻行人の「奇面館の殺人」(講談社ノベルス)を読む。表紙に書かれた「作家生活もずいぶんと長くなり、相応に年も取ってしまった今、自分はまだどのくらい無邪気に軽やかに(なおかつマジメに)、“本格ミステリの庭”で遊ぶことができるだろう?」という作者の自分自身に対する問いかけが、私にも響く。(はやし)
by futohen | 2012-02-09 00:49 | 表現活動一般