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ゲシュタルトが崩壊する(笑)

ゲシュタルトが崩壊する(笑)_e0008016_18381960.jpg 朝から高校へ。今日は文化祭の初日。演劇授業の成果発表「演劇(笑)」の準備。開会式のパフォーマンスでは会場をかなり盛り上げてくれたそうで、本当に心強い生徒たちだ。きれいなポスターも描いてくれてありがとう。なのに集客はさっぱり・・・。文化祭をテーマに「ペンキ屋」を始めたら、なんだか会話が反省会みたいになった。でもこういうのはとっても楽しい。ちゃんと途中からフィクションの世界に没入。平安時代のゆるい恋愛モノに落着しました。「殿」のことを「天下の旦那様」と呼んだのは笑った。「俳優物語」というタイトルも、奇跡のように美しい。客が来ないのは入口に看板がないからだと生徒にさんざん責められたので、大きなダンボールに大きく「演劇(笑)」と描く。描きながらゲシュタルトが崩壊する。今日は愉快だなぁ。妙な幸せ感。でもなー。「生徒有志による演劇発表」と「演劇部の上演」と「演劇授業の成果発表」の3つが同じ時刻に開演するなんて、あまりにナンセンスだ。人の取り合いだし、お互い観られないし。上演スケジュール、なんとかならんかったんか。

 夕方。阿佐ヶ谷のアートスペース・プロットにて。高校演劇の城西地区大会を観ます。劇場に着いたら、都立大泉「エコ×エゴ」がすでに上演中でした。都立大泉の作品を観るのはこの1年間で4回目。ぜんぶ異なる演目です。すごいなぁ。エコーズの「ZOO」を聴くと、秋だなぁと思います。この劇場は、地区大会の会場としては全国最小規模なのでは。客席数が40弱。学校の教室で十分に舞台の実寸が採れます。役者の息遣いもわかるし、役者には観客の息遣いがわかるでしょう。「これぐらいの劇場がいいよぉ」と観ながら思いました。ただこの劇場だと一般客は審査講評を聴けないのね。残念。勉強しようと思ったのに。(はやし)
by futohen | 2009-09-19 19:13 | 演劇一般