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双冠者道中話(ふたりかんじゃのどうちゅうばなし)

 今日も多摩北地区の「春の高校演劇スペシャル」を観劇。ルネこだいら中ホールにて。工学院大附属「夏にとけていく午後」、都立小平西「不死鳥」、八王子「双冠者道中話(ふたりかんじゃのどうちゅうばなし)」、拓大第一「夏だし、夜だし、夢だし」の4作品を堪能しました。どれも見応えたっぷり。この大会、昨日今日とレベルの高さが尋常じゃないですよ。

 特に八王子の作品には舌を巻きました。なにせ役者の演技がいい。あの部屋に自分も居合わせているみたいな臨場感がありました。「すごい顔だね」とか「気のせいだよ」とかのセリフ、たしかによかったですね。講評で指摘されるまで、あのセリフのおもしろさに本人たちは気づいていなかったのじゃないかしら。「慎吾~!」のセリフはだれが観てもおもしろいですけどね。講評とはそういうものであるべき。堀江辰男さんと三崎力さんの講評に感動です。

 拓大第一の作品はさすがでした。なにからなにまで素晴らしい。拓大第一の上演のときは観客が増えました。客席の期待に作品は十分に応えていたと思います。ただ私は数年前の関東大会に行ったときの印象が強く残っていて・・・。あのとき全国大会に行ってもおかしくなかったですね。都立江北の「老人ホームひまわり園」とワン・ツー・フィニッシュで。

 夜。下北沢のザ・スズナリにて。風琴工房の「無頼茫々」を観劇。上演時間120分。客席満席。いつもながら詩森さんの筆力には驚嘆します。序盤から食い入るように舞台を見つめました。多根周作さんと渡邉真二さんの口跡のきれいさ。惚れ惚れします。(はやし)
by futohen | 2009-05-11 01:49 | 演劇一般