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 不等辺演劇倶楽部、林成彦です。世田谷からタテにヨコに。アートで「世界」を目指します。「俳優を目指さない演劇ワークショップ」の情報はこのブログから発信します。


by futohen
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「中嶋正人」

 横浜の相鉄本多劇場にて。スタジオソルトの「中嶋正人」を観劇。劇団初見です。チカラのある劇団だなぁ。見応えがありました。刑務官と死刑囚の話。死刑制度の是非がどうだこうだというよりも、私はたまたま同じ名前、しかも「正しい人」という名前を持った2人の男性の、近さと遠さみたいなものが興味深かったです。ビートルズの「ヘイ!ジュード!」もよく効いている。中嶋正人役の高野ユウジさんは、中嶋正人以外の演技が想像できないです。すごい。

 Oka-Changの「トール・トーク」(文藝春秋)を読了。(はやし)
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by futohen | 2008-11-30 22:55 | 演劇一般
 午後。ワークショップをテーマとしたシンポジウムを受講。上野の東京都美術館講堂にて。晩秋の上野公園は空気がきれいで、すばらしく歩き心地がよい。フェルメール展も観たかったなぁ。今日は大変な人出でした。オリザさんのお話は具体例が多く、いつもそうですが、メモの取り甲斐があります。あとで反芻しよう。青学と阪大で09年度から「ワークショップデザイナー(WSD)」の育成プログラムがスタートするそうです。今日はそのガイダンスも。当然興味はあります。が。WSDの「履修証明」を得ていないと仕事ができないようになったら嫌だなぁ。とか。青学と阪大とどっちが学習環境が整っているのかなぁ。とか。思いつつ帰る。

 夜。聖蹟桜ヶ丘のヴィータホールにて。不等辺さんかく劇団の「ロスト・ピーチボーイズ」。私は受付の手伝いなど。私は結局一度も稽古場には行かなかったです。劇団の一員なのに、私は関与しなさすぎだ。ごめんなさい。あの装置はよく作ったなぁ。「夜のヒットスタジオ」をさらに立体的にしたような印象です。殺陣にも衣装にも、注いだエネルギーの多さが窺われました。お疲れさまでした。気になるのはやっぱり上演中の観客の出入りです。遅刻者が約20名。トイレ退出者が約10名。人数と同じ回数だけ、他の観客は集中が途切れる。役者も気の毒です。前者はともかく後者はなにか手が打てるはず。ぜひ幸せな楽日を迎えてください。

 湊かなえの「告白」(双葉社)を読了。帰りの電車でひどい頭痛。風邪か?(はやし)
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by futohen | 2008-11-30 01:31 | ワークショップ

「鳥のまなざし」

 ポかリン記憶舎の「鳥のまなざし」を観劇。三軒茶屋のシアタートラムにて。最初の日下部そうさんのセリフから、もう出てくる人みんな声の聞き心地がよい。うっとりです。やっぱり明神さんのメソッドの賜物なのか。あるいは声のいい俳優を揃えたのか。単にこの劇場がいいのか。日下部そうさんはセリフを言い終わったあとの何秒かの表情がいいんだなぁ。山田宏平さんは想像していた通りの役どころ。私は宏平さんにぜひ朗読してもらいたい詩があります。渋沢孝輔の「みな響きあり」。私の大好きな詩です。ぜひ宏平さんの声で聴いてみたい。
 
  あれから幾回り 幾ねじれして
  落ちた侘助の花など拾いあげたりしているのかと
  埒もなく思い返せばすでに曼陀羅華
  ではないが妙にかぶくものあり

   われは境い目から境い目へとさすらう寒き者
   姿なく明滅し迷走するミミズのぬたくり
   または寸時も休まぬ雀の踊りを踊る者なり
   小気味よく裸をさらす木立のほうから声がして


 夜。下北沢にて。新しいワークショップのお試しをしました。テーマは「人の話を聴く」です。ワークショップ自体は2時間ほど。そして2時間ほどかけてたっぷりと振り返り。マヤさん優美さんはじめ、ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。今日のプログラムに何が足りないか、どこへどう踏み込むべきか。課題がはっきりしました。大収穫です。今日の成果を踏まえ、プログラムの整理整頓をして、12月にまたお試しをやります。ぜひご協力ください。よろしくお願いします。人の話を聴くのって難しいですね。そしておもしろい。(はやし)
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by futohen | 2008-11-29 01:23 | 演劇一般
 今日はひさしぶりのオフでした。こういう、時間のあるときにちゃちゃっとワークショップのレポートを書いてしまいたい。(ま。これも仕事のうちですが)。それがどうにも書けないのです。だらだらとPCに向かっているだけで、1文字も残っていない。弱ったなぁ。この1、2年ほど、じつはレポートを書くのが少しずつ骨折りになっていました。でも今回は特にひどい骨折(?)。

 この秋、私は高校演劇に耽溺していて、今回のワークショップの前日まで関心がそっちに向いていました。達成感は費やしたエネルギーに比例する。こんなことじゃいかんなぁ。もういちど初心に返ります。子供のように新鮮な気分で1回1回のワークショップに取り組みます。それが2009年の目標です。次回は1月11日です。どうぞよろしくお願いします。

 DVDでトータルテンボスの漫才集「しのびねぇな。かまわんよ。」を観る。(はやし)
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by futohen | 2008-11-28 02:04 | ワークショップ
 朝から高校へ。演劇授業。コージーの脚本を4パターンの演出で。短いながら、4つのおもしろいシーンができました。次回はさらにどんなてこ入れをしようかなぁ。楽しみ楽しみ。

 辛酸なめ子の「女子の国はいつも内戦」(河出書房新社)に目を通す。なるほどなぁ。

 昨日の記事で「会津地区から念願の東北大会出場」と書きました。念願というより悲願でしょうか。会津地区の高校が福島県大会を通過して東北大会に出場するのは、なんと20年ぶりだそうです。地区大会の夜、顧問の先生方の、大会にかける熱い思いをうかがっていただけに(もちろん飲み会の席でです)、一層じーんと来ます。本当におめでとうございます。これを機に会津地区の演劇活動がますます盛んになることを期待しています。(はやし)
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by futohen | 2008-11-26 21:28 | 演劇一般

世界は演劇でできている

 いまネットで高校演劇の福島県大会の結果を知りました。優秀賞第一席が県立大沼高校「笑わない女、泣けない男」だ! やったやった!県立大沼、祝・東北大会出場! おめでとうございます! 雅通先生、さぞお喜びだろうなぁ! 会津地区から念願の東北大会出場ですね。なんだか泣けてきました。私は地区の審査員を務めただけなのに、自分のことのようにうれしいです。雅通先生、またお話させてください。今夜はおいしい酒を召し上がってください。東北大会は観客として観に行きます。県立大沼の上演を客席から応援しています。

 11月24日のワークショップ、無事に終わりました。大雨のなか自転車で帰ってまいりました。寒気がします。でもすぐにレポートの準備を始めます。お楽しみに。年内のワークショップはこれで終了です。今年も1年間ありがとうございました。次回は2009年1月11日(日)の予定です。「俳優を目指さない演劇ワークショップ」です。来年もよろしくお願いします。

 私の世界は演劇でできています。これは三角フラスコの瀧原さんの日記にあった言葉です。本当にそうだなぁ。演劇でできているよなぁ。素敵な表現。素敵な世界。(はやし)
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by futohen | 2008-11-25 01:44 | 演劇一般

「赤鬼」

 千葉県大会の最終日。県立船橋芝山「サイレント・ハート」、県立長生「俺、奇跡」、八千代松陰「飯盛り大仏」、県立松戸馬橋「赤鬼」の4作品を堪能。今日は有力校の力作揃い。

 力作が揃ったなかでも、今日はダンゼン県立松戸馬橋です。圧倒的です。野田秀樹の芝居を観た、という以上に土田先生の芝居を観たという印象。舞台美術も鳴り物も見事で、それは審査講評でも絶賛されましたが、私はやっぱり役者だ。特に「あの女」。おととしの「桜井家の掟」でランの役をやった女子ですね。声を聴いた瞬間に電撃的に思い出しました。おととしも私はこのブログにランの声がいいと書いた。今年は声だけじゃない。存在感が際立っていて、高校生のコンクールにひとりだけ実力派若手女優が紛れ込んでいるかのようでした。

 昨日の県立流山おおたかの森。今日の県立松戸馬橋。2日続けてすごいものを観ました。私の実感ではこの両作品は甲乙つけがたい。揃って飛び抜けています。私は今年に入って高校演劇の作品を150本ちかく観ています。両作品はそのなかでも必ず上位5本に入る。もしかしたら1位と2位かもしれない。そんなことをくどくど書くのは、県立流山おおたかの森が関東大会を逃したことが悲しいからです。審査結果は以下の通りです。

 最優秀賞   (41点) 県立松戸馬橋「赤鬼」
 優秀賞第一席(33点) 県立松戸「花柄マリー」
 優秀賞第二席(22点) 県立木更津「トシドンの放課後」
 優秀賞第三席(32点) 県立流山おおたかの森「メロンパンpartⅡ」
 優秀賞第四席(10点) 麗澤「ぼくときみのことば」

 上位の3校が関東大会に進みます。得点は7名の審査員の採点を合計したものです。私の不安が的中してしまいました。県立流山おおたかの森は、得点は3位ですが順位は4位。上演時間が制限を15秒オーバーしたため、規定により順位がひとつ繰り下げられたのです。3位と4位では大違いだ。悔しいだろうなぁ。悲しいだろうなぁ。「わずか15秒」です。それ以上に「わずか1点」です。もし採点であと1点とっていたら、県立松戸と同点で2位でした。順位がひとつ繰り下がっても3位です。あと1点あれば関東大会だったのだ。私は震える思いです。7人の審査員で採点しますから、1点だなんてほんのスプーン一杯分の点数ですよ。でもその1点が明暗を分ける。審査員の責任はそんなに重大なのだ。肝に銘じます。(はやし)
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by futohen | 2008-11-23 21:07 | 演劇一般
 千葉県大会の2日目。県立市川東「アロハ色のヒーロー」、麗澤「ぼくときみのことば」、県立四街道「窓のない部屋」、県立千城台「怪談日和の雨の日に~冬桜狂咲」、県立流山おおたかの森「メロンパンpartⅡ~夏のオールに愛をこめて~」の5作品を堪能しました。

 今日はダンゼン県立流山おおたかの森の「メロンパンpartⅡ~夏のオールに愛をこめて~」です。放課後の教室で補習授業を受ける生徒たちのお話。私はボロ泣きしました。差別の仕方がストレートすぎるのが気になったぐらいで、あとはパーフェクト。教室のセットをああいうアングルで組んだからこそ、生徒たちの背中が効いています。明日まだ4つ残っていますが、今年の千葉県はこれで決まりなんじゃないのかな。今井真樹さんの作品を私は毎年楽しみにしています。去年までは「県立流山東」でしたよね。今年の作品がいちばん好きです。

 あとは制限時間との闘いですね。この作品はやっぱり終盤が伸びる。会場のデジタル時計を横目で見つつ、「いま幕下ろせ、早く幕下ろせ」と心の中でキュー出ししていました。今年の千葉県からは関東大会に3つ進めます。時間さえセーフならきっと即関東でしょう。そして関東大会でもかなり全国に近い位置にある作品のひとつだと私は思います。明日の審査講評と結果発表が楽しみ。というかドキドキします。もういちど観たいですから。(はやし)
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by futohen | 2008-11-22 18:40 | 演劇一般
 本八幡の市川市文化会館大ホールにて。高校演劇の千葉県大会を観ます。今日が初日。県立千葉女子「夜曲-ノクターン-」、県立松尾「白犬伝 ある成田物語」、県立木更津「トシドンの放課後」、県立大多喜「炎のシグナル」、県立松戸「花柄マリー」の5作品を堪能。

 県立松戸の「花柄マリー」。おととしの「見送る夏」もよかったですが、これもよかったなぁ。県立松戸は越智さんのホンと相性がいいですね。幕が上がってすぐ客席に向かって選挙演説をするのって、きっとすごいプレッシャーだ。真理役の女子は去年の「卒業」にもたしか主役で出ていましたよね。あの演説は彼女だからできるんでしょう。この作品はやっぱり相馬という役がポイント。私は去年の春フェスで川之江の上演も観ました。川之江の相馬と県立松戸の相馬。真理に対する距離感というかステイタスが微妙にちがうんです。でもどちらも魅力的に成立している。ああ、こういう相馬も好きだなぁ!と、感心しました。幕間インタビューの様子も、観ていて好感が持てました。普段の練習について、もっと色々知りたいです。

 県立大多喜の「炎のシグナル」。イモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」に合わせてラジオ体操をするの(しかも第2)。あれ、おもしろいなぁ! 私は身を乗り出しました。いきなりイモ欽トリオなんだもの。あの選曲は脚本に指示があったのかしら。あの部分、もっと緻密に動きや表情を計算したら、秀逸なコントができそう。私はすごいヒントをもらった気がします。この作品の上演意図は英文でたった1行。パンフレットを見つめ、しみじみ噛みしめました。

 本多孝好の「チェーン・ポイズン」(講談社)を読了(はやし)
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by futohen | 2008-11-21 22:16 | 演劇一般

「すてるたび」

 五反田のアトリエヘリコプターにて。五反田団の「すてるたび」を観劇。斯界最注目劇団のひとつ。平日の夕方公演でしたが、客席はほぼ満席でした。演技も演出もおもしろいです。安藤聖さんの表情が特に好き。ただ前作の「偉大なる生活の冒険」のほうが作品として見応えがあったかなぁ。今回の公演チラシの前田司郎さんの挨拶文を読んで、かなり期待が高かったです。なんだけど、あの挨拶文で語られていたことと、内容にズレがありませんか。「すてるたび」とは何のことか。いや、合っているのかなぁ。どうだろう。もうちょっと考えてみます。

 長尾弘樹の「傍聞き(かたえぎき)」(双葉社)を読了。(はやし)
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by futohen | 2008-11-20 22:02 | 演劇一般