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 不等辺演劇倶楽部、林成彦です。世田谷からタテにヨコに。アートで「世界」を目指します。「俳優を目指さない演劇ワークショップ」の情報はこのブログから発信します。


by futohen
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 杉並区の小学校にて。朝からワークショップの見学。学校の先生方を対象とした演劇ワークショップです(先生方から見れば「研修」)。講師は明樹由佳さんと長谷さん。ふたりの持ち味がうまく融合された、見事なコラボレーションでした。私はノートに8ページ分のメモをとりました。去年の詩森さんと長谷さんとのコラボも内容が豊かでしたが、今日のはそれに勝るとも劣らない。私にとっては、講師のふたりのみならず吉野さんからも学ぶ点多々でした。

 夜。こまばアゴラ劇場の稽古場にて。「理論ゼミ」に参加しました。演劇の自主ゼミナール。今回のテーマは「安部システム」です。安部公房が実践していたという独自の演劇技法を学びます。講師は青年団の大塚洋さん。大塚さんは安部スタジオの元メンバーでいらっしゃいます。今夜はワークショップ的に「ゴム人間のゲーム」や「ニュートラル」の技法を体験しつつ理解。ワークショップ後のディスカッションも含め、私はたいへんな知的刺激を受けました。みんなアタマいいなぁ。私はもっと勉強しよう。もっともっとです。ゼンゼン足りん。(はやし)
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by futohen | 2008-07-31 01:57 | 演劇一般
 こまばアゴラ劇場にて。FUKAIPRODUCE羽衣の「ROMANCEPOOL」を観劇。劇団初見です。失礼ながら事前知識がなかった。妙ージカル、最高ですね! 開演してすぐ「なんだこれー?」と思い、このまま最後まで行ったらすごいぞとワクワクしました。声には出さなかったけど、腹筋がケイレンしそうなくらい笑いました。最初の30分間はすばらしかったです。ただ中盤からやや作品全体のエネルギーが落ちたかなー。役者の運動量すごいですもんね。「夕暮CDショップ」「芸術ノイローゼ」「夢の中の夢の中の夢の中の夢」が好きです。

 ナンシー・K・シールズの「安部公房の劇場」(新潮社)を読了。(はやし)
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by futohen | 2008-07-30 00:29 | 演劇一般

「つぶより花舞台」

 新宿で映画「つぶより花舞台」の上映会がありました。案内に曰く、「シニア劇団かんじゅく座の14名が初舞台を踏むまでの右往左往を追いかけた明るく笑えるドキュメンタリー」。監督はもちろん鯨エマさんです。エマさんは昨日が、主宰する「海千山千」の楽日でした。ゆうべ寝ているはずがない。なんかこう、クリエーターの凄みみたいなのを感じます。

 で、この映画がねー! もう、最高でした。ETVのドキュメンタリー番組として全国放送されてもおかしくない。私は稽古を見学して、劇団員の方々の大半をお見かけしています。知っている人の顔をスクリーンで見ることの喜び。そして、映画でのみなさんの様子を見ちゃったことで、なにかこう、もう生半可な気持ちじゃ見学できないなぁと思います。エマさんは偉いなぁ。20代や30代の劇団員なんて、なんだかんだ言っても、そんなの軽いもんだと思いましたわ。60代の方々の、もっとずっと重いものを、劇団の長としてエマさんは受け止めている。あのアンケートの記述、見ていてたまらない気持ちになりました。かんじゅく座はすごい!

 上映会が終わった後、10名ほどのメンバーでそのままゆるゆると飲みつつ感想会。エマさんの話は言わば「メイキングオブのメイキングオブ」。すごくおもしろい。映画ってそういうものなのねー。ナレーションをなさった土井美加さん。周囲の方々への気配りに痛み入りました。とってもチャーミングな名刺をいただきました。ありがとうございます。

 年明け1月に東中野のポレポレで公開されるそうです。強く強くお勧めします。(はやし)
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by futohen | 2008-07-29 02:07 | 演劇一般

「閃光」

 王子小劇場にて、reset-N の「閃光」を観劇。評判(前評判ではなく、観た人の評判)を聞いて観に行くという、至極まっとうな観劇です。なるほど。王子小劇場の、このハコがそのまんま夏井さんの頭の中、みたいな感じかしら。頭の中には当然自分もいるし、ここには観客もいる。「演劇ヌーヴェル・ヴァーグ」云々は、私にはよくわかりません。もっと勉強しよう。男性の俳優が、みな声がよく姿がよく技術も高そうなのですが、なにか硬い感じでちょっと「作り物」っぽい印象を受けます(ごめんなさい)。それと対照的に夏井さん本人には自然な丸みや柔らかさがある。私は好きです。特に夏井さんの声は聴いちゃうなぁ。それは発見でした。

 加藤昌史の「拍手という花束のために」(ロゼッタストーン)を読了。キャラメルボックスが本当に「天空の城ラピュタ」を舞台化したら、私はゼッタイ観に行く。キャラメルの「役者の収入」は、なるほどなぁ。文春新書の「劇団四季と浅利慶太」も読んでみます。(はやし)
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by futohen | 2008-07-29 01:16 | 演劇一般

「空がみえる僕の部屋」

 劇団レトロノートの公演「空がみえる僕の部屋」を観劇。中野の劇場MOMOにて。うーん。私には too much な感じでした・・・。もうちょっと肩の力が抜けていてもいいのかなぁ。みんな元気だし一所懸命で好感は持てます。野村修一さんの演技は、声は大きいのですが、バランス感覚がいい気がします。セリフを聴いているときの聴き方が自然な感じで、いちばん肩の力が抜けて見える。そしてあまり「自意識の強さ」を感じない。それがいいなぁ。私は野村さんの演技が好きで、いつも目が行っちゃいます。今日もそうでした。(はやし)
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by futohen | 2008-07-28 00:36 | 演劇一般

「眠れぬ夜2008」

 海千山千プロデュース公演「眠れぬ夜2008」を観劇。神楽坂のシアターイワトにて。客席は超満員でした。ベテランの俳優が舞台にいるだけで、こう、言葉にできない安心感があります。舞台の八百屋の部分が、古ーい病院の長ーい廊下のように見えるんです。そういうねらいですよね? おもしろいのに、本番ではそれが廊下として活かされていなかったのが残念。そして物販。セリフをグッズにからめるの。あれ、いいアイデアだなぁ!(はやし)
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by futohen | 2008-07-27 23:53 | 演劇一般

ボッヘンクラウズール

 ちょっと長いんですが、引用します。

 ボッヘンクラウズールはいわゆる美術作品を作らないアーティストグループである。彼らのアートは、ある問題を抱えた場所に出向き、その解決方法を考えて実行し、成果を上げ引き上げてくるという「介入行為」そのものである。滞在期間は2~3か月が普通で、大抵は、立ち去った後にも機能しつづけるような仕組みづくりが行われている。この前年のヴェネチアビエンナーレでは、オーストリアを代表する現代アーティストとして、彼らはコソボ難民に英語を教えるプロジェクトの事務局オフィスを「出品」していた。彼らのたくさんのプロジェクトはオフィシャルサイトを参照していただきたい。彼らのプロジェクトは世界各地で行われている。例えば、ホームレスのための救急車や、

 ・・・以下略。詳しくは、中西紹一編著の「ワークショップ」(宣伝会議)をご覧ください。本のサブタイトルは「偶然をデザインする技術」です。いいなぁ。私はこういう仕事がしたいですよ。読みながら、「おおおお!」をうなりました。なにかできないか。私にも。(はやし)
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by futohen | 2008-07-27 02:30 | 表現活動一般

「水泡に帰す」

 桜美林大学の徳望館小劇場にて。シンデレラリバティーの旗揚げ公演「水泡に帰す」を観劇。学生劇団だということで、やや油断していました。これは本格的だ。肌合いは、私の知っている劇団だと、零式や乞局に似ている。女子高生役のふたりがやっぱりよくて、ああいう女子高生は高校演劇の作品では観たことがない。さすが大学生だなぁ。

 彼女たちのひとりがポツッと言った「蹄の割れた奴ら」というセリフが耳に残りました。それって韓国人が日本人を蔑視して呼ぶ言い方でしょ? ということはあの女子高生たちは韓国人なの? 時代が1970年頃ということを考えると彼女たちは在日2世ということ? あの一言以外にまったくヒントがないので、気になって気になって。エンディング曲が椎名林檎の「歌舞伎町の女王」だったのが、フィットしているようなそうでもないような。終わって急に21世紀です。例えばカルメン・マキとかじゃだめなのかな。うーん。それも当たり前すぎか。

 夜。多摩市のやまばとホールでワークショップ。今日はどっちかと言うと、やる側よりも観る側に重点を置きました。じっくり観て、あれこれ想像をめぐらせましょう。それは普段からそうであってほしくて、せっかく19名もの方々が出演する企画ならば、お互いに観察しあって、いい表情やかっこいい瞬間や人間味あふれる一言などをメンバー同士でたくさん見つけて、ぜひ作品作りに活かしてください。自分の気づいていない長所を、よってたかって見つけてもらえたら、こんな嬉しいことないですよねー。人数が多いからこそぜひ!(はやし)
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by futohen | 2008-07-27 02:03 | 演劇一般

「三月の5日間」

 岡崎藝術座の「三月の5日間」を観劇。劇団初見です。新百合ヶ丘のアルテリオ小劇場にて。書きたいことがいくつもあるけど、ネタばれになってしまう。なので一言だけ。宇田川千珠子さんのミッフィーを観るだけでも、新百合ヶ丘まで行く価値は十分にあります。

 藤崎周平の「演技の基礎のキソ」(春日出版)を読了。勉強になりました。「樹木とのコミュニケーション」というのはわかったようなわからないような・・・。今度やってみます。樹木は経験がないのですが、でも「街」とか「道」だったらわかる。道だと、ぱっと浮かぶのは岡山市街から西大寺に向かう道だなぁ。歩いていて、うまく道とコミュニケーションがとれている気がした。懐かしいなぁ。また歩きたいなぁ。あのときと同じ気分で歩けるかしら。(はやし)
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by futohen | 2008-07-26 00:54 | 演劇一般
 神山典士の「キャラメル・ばらーど」(TOKYO FM 出版)を読了。数年前、たしか成城大学でのシンポジウムだったかしら。平田オリザさんが「これだけ物販に力を入れている劇団はキャラメルボックスとウチ(青年団)だけです」というようなことをおっしゃった。イメージの大きく異なる二つの劇団が同列に語られたのがおもしろくて、つい笑ってしまいました。でもオリザさんの言っていることは正しい。私はキャラメルボックスのよい観客ではゼンゼンないのだけど(観たのは10年ぐらい前に1回だけ)、今にして気になる。加藤昌史さんの本を古本屋で3冊買いました。ビジネス書を読むような感覚で読んでみようと思います。

 今日は暑かったなー。大塚→池袋→中野と、劇場を3つ掛け持ち。合わせて2400枚のチラシ折込です。重い・・・。暑い・・・。キツい・・・。いつも同じようなことばかり書いて恐縮なんですが、チラシの1枚1枚に気持ちがこもっています。しかも命がけです。熱中症の危険にさらされているから。当日パンフに折り込まれているチラシ、あって当たり前だとか、ゴミだとか、どうぞ思わないで。気持ちごと受け取っていただけると、過酷な労働に耐えた甲斐があります。「俳優を目指さない演劇ワークショップ」です。8月17日です。今回が通算で60回目です。60回。いま流行りの「3の倍数」です。アホになって、楽しく遊びましょう。(はやし)
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by futohen | 2008-07-25 01:52 | 表現活動一般