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 不等辺演劇倶楽部、林成彦です。世田谷からタテにヨコに。アートで「世界」を目指します。「俳優を目指さない演劇ワークショップ」の情報はこのブログから発信します。


by futohen
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高校演劇の全国大会

 いままさに全国大会が開催中。会場は青森県の八戸市公会堂です。昨日が初日。今日、そして明日が楽日。いまが高校演劇の、一年でいちばん熱い三日間だ。くぅ・・・。いま東京の自室でパソコンに向かっている私・・・。

 行きたかったなぁ・・・。見たかったなぁ・・・。

 去年の会場は徳島県の鳴門市でした。どう都合をやりくりしてみても行くことができず、来年こそは見に行こうと強く思って早一年。今年も行けなかったか・・・。そういや去年は台風が四国を直撃したんですよね。交通機関がマヒしてしまい、開催がたいへんだったそうで。そんなことを思い出す私(@東京)です。

 このブログをご覧になっている方で、八戸に全国大会を見に行った方はいらっしゃいますか? ぜひ観劇のご感想を私にお聞かせください。どうぞ遠慮なく。独断偏見大歓迎です。

 この大会で私がいちばん注目しているのは青森中央高校です。

 この高校の演劇部の顧問をなさっているのが、かの畑澤聖悟さんです。畑澤さんの演劇部なのですよ。畑澤さんってご存知でしょうか。3月の日本劇作家大会(@熊本)の短編戯曲コンクールで最優秀賞を受賞なさった方です(不等辺の中澤日菜子の作品「菜ノ花狩りに日は続き」は、このとき畑澤さんの作品と最終審査を争いました)。

 というよりも。「弘前劇場の畑澤さん」と紹介したほうが通りがいいでしょうね。弘前劇場は、青森で活躍する有名な小劇団。東京にもコンスタントに公演にやってきます。下北沢のザ・スズナリとかね。私は弘前劇場が好きで、おなじ作品を3回も見に行ったたことがある。このとき畑澤さんは役者でした。出演者。重要な役どころで、とっても目立っていました。

 畑澤聖悟さんは脚本家であり、演出家でもあり、俳優でもあるし、高校演劇の顧問として部を全国大会に導き、顧問というからにはじつは本職は高校教師(美術)であらっしゃる。ぬぬぬ。なんてマルチな。なんてスーパーな。なんてハイパーな。

 そんな畑澤さんの青森中央高校。見たかったなぁ・・・。(はやし)
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by futohen | 2005-07-30 22:31 | 演劇一般

朗読者講習会その3

 東京が暑ければ、当然広尾も暑い! 朗読者講習会は、都立中央図書館にて。

 「対面朗読者」のための講習会は、あちらこちらで開催されているような印象があるかもしれないですが、じつはがっつり取り組んでいるのは、この都立中央図書館だけ。ここだけなのです。そのため、都内23区の区立図書館から、朗読者たちが研修のため、この講習会に「派遣されて」来ています。そんななかに私もまじっている。

 初回に参加者の名簿をいただいたのですが、各人それぞれ「所属図書館」が記載されている。おおおおお。さながら「朗読者万博」、「図書館万博」だ。なんだか私は場違いな感じ。25名のうち、男性はふたりしかいないし、私のような若造も数少ない。私には朗読者として、能力はさほどないが、希少価値はあるにちがいない。

 「能力はさほどない」などと謙虚な物言いをしたのには理由があります。

 私は朗読なんぞお茶の子さいさいだと思っていました。私はかつて舞台で朗読をしていたことがある。もちろん有料の公演です。そんな私で、なにか役に立てることがあれば、と思ってボランティアに志願したのだ。日本語で書かれた文章なら、あらかた初見でも声には出せる。簡単なことだよ。と思っていたのでした。浅はかなことに。

 先日、この欄で出題したクイズ。ちょうど一ヶ月のご無沙汰でした。

 「宮本常一は長期療養のため教職を休み、二年あまり故郷の周防大島に帰っていた。柳田國男と宮本が直接対面するのはその手紙から4年後の昭和九年のことである」

 この文章が与えられたとして、ここには陥りがちな落とし穴がある。それはどこか。

 私が点訳者であれば、想像するに、気をつけるべきは「柳田國男」の読みでしょう。「ヤナギダ」ではなくて「ヤナギタ」が正しいんですよね。「タ」。これを「ダ」と点訳してしまうと、かの「柳田國男」のことであると了解してもらえないおそれがある。

 もっとも音訳者の場合は。「ダ」と「タ」の読み分けをさほど気にする必要はないそうです。音訳者が気をつけるべき点は他にあります。どうでしょう。簡単だったかしら。

 「周防大島に帰っていた」のは宮本常一なのであって、柳田國男ではない。という、とっても重要な情報ががきちんと伝わるように、「柳田國男と宮本が」の前にある「。」で、ちゃんと間をとること。それが大事です。ここが落とし穴。あっさり読み流していると気づけないです。しかも音訳者はテキストを初見で読みます。ずらずら読みながら、こういった落とし穴に初見で気づかなければならないのですね。

 そりゃなかなかキツいですよ、先生・・・。

 私は盛んに「音訳者」ということばを使いました。そうなのですよ。対面朗読だの朗読ボランティアだの言うから、私のような者が「朗読なんてカンタン!」だとカン違いする。

 正確には朗読者ではなくて音訳者なのだ。

 一冊の本を与えられて、その本についての視覚情報を聴覚情報に「翻訳」するのが、私たちに求められている仕事なのだ。それって、私の思っていた「朗読」とはまったくちがうぞ。朗々と読む必要はさらさらないし、初見だから演出プランを練る余裕はないし、そもそも私の読みたいように読むのではなく、利用者の求めに応じて読まねばならないものなのだ。

 必要なのは、私が思うに2点です。ひとつは目で見たものを音声化する能力。

 これはたぶん古館伊知郎とかが得意そうです。スポーツの実況放送をするのにちかい。一冊の本について実況放送するのだ。だって、雑誌の「ダ・カーポ」とかを与えられて、「じゃあ、お願いします」とか言われるのだ。「ダ・カーポ」の視覚情報を実況放送するわけですね。

 そして、もうひとつは。さて、なんでしょうか。これが今回のクイズですよ。(はやし)
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by futohen | 2005-07-30 00:03 | 表現活動一般

演劇倶楽部Q&Aその4

Q.6 最初に名前を呼んでぬいぐるみを渡すゲームの意図をおしえてください。

 はい、序盤のゲームですね。意図はいくつかあります。

 ひとつには、単純にほかの参加者の名前を知る、そして覚える、名前を声に出すことで心理的な距離をちかづける、といったことがあります。私の稽古は、「自分のことを表現する」のではなくて、「相手のことを自分が表現する」のが目標です。共同作業です。なので、互いが協力し合えるような、「垣根の低い間柄」をなるたけ稽古の早い段階で作っておきたいのです。あのゲームは、その線で、かなり効果があると私は思います。

 もうひとつは、私がいつも俳優にアドバイスすることの、例というか、見本とするためです。「ほら、あのゲームでもそうでしたよね」みたいな具合に。

 あのゲーム、正確に言うと、まずアイコンタクトを図って、相手の名前を呼びますね。そしてぬいぐるみを投げる。名前を呼ぶより先に、まずアイコンタクトを図るというのがキモです。声よりもまず身体が先。セリフよりもアクション(見るというアクション)が先なのです。

 このことを私は稽古でよくアドバイスします。セリフとアクションのタイミングをずらすこと。このときセリフよりもまずアクションを先行させること。よっぽど不自然になってしまわないかぎりは、アクションが先行することを心掛けたほうがいいです。それをルールにして、ゲームを作ってもいいほどです。だまされたと思って、ぜひいちどお試しあれ。

 ・・・というか、こう言われてもなんのことかピンと来ないですよね。こんどの「演劇倶楽部」で試してみたいと思っています。・・・試してみたいことがたくさんだ!(はやし)
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by futohen | 2005-07-28 22:54 | 不等辺演劇倶楽部

演劇倶楽部Q&Aその3

 こうして質問に回答するというのは、いいですね。ずいぶん偉そうだなぁと自分でも思うけれども。回答しながら、考えがまとまってきます。とっちらかっていた考えが、体系だってくるといいなぁ。そのときが「ハヤシ・メソッド」の出帆(出版)のときだ。楽しみ楽しみ。

 余興のつもりでスタートした企画でしたが、この「演劇倶楽部Q&A」、毎回の恒例にしようと思います。参加者のみなさん、どうぞ今後もご質問を。演劇について、演劇倶楽部について、私について。その他もろもろ、なんなりと。ただしひとり2個までね。

Q.5 身体の固い人間は表現者としていかがなものでしょう。私はすごく固いので・・・。

 いえいえ、特に気にしなくてもいいと私は思いますよ。たしかに固いよりは柔軟なほうが、なにかと都合はいいかもしれません。けれど柔軟であればいい、というものでもない。大事なのは身体のボキャブラリーというか、アクションのボキャブラリーというか。

 「あの手この手」で表現できるボキャブラリー豊かな身体であることです。

 もし柔軟性を高めようと思っているならば、単にそれだけではなく、同時に身体のボキャブラリーについても念頭に置くといいと思います。

 たぶんボキャブラリーがあまり豊かでない身体は、その身体が柔軟ではないことが原因なのではないと思います。柔軟かどうか以上に、日常における「慣れ」。習慣的な身体の使い方(に無自覚であること)が、原因になっていると私は思います。身体の使い方のクセですね。だれにでもどこか偏りがあるものです。

 たとえは変ですが、私の場合、水泳のクロールがそうです。あれってフォームは左右対称ですよね。ですが、私は偏りがあって、左はOKなのに、右に首をひねって息継ぎをすることができません。なんどやっても、顔が水面より上に出ない。子どものころ、水泳教室で泳ぎ方を習ったときからずっと左オンリーだったので、それが身体のクセになってしまったようです。べつに私の首が、右側が固いというわけではないのです。

 ほかにも姿勢やら、歩き方やら、表情やら、仕草やら、慣れによるクセが、随所にあろうと思います。こういったクセを発見して、それを改善したり、強調したり、意識してコントロールできるようになる。俳優にとっては、そのことの方が、単に柔軟な身体の持ち主であることの100倍、ステキなことです。私はそう思いますよ。

 そもそも柔軟体操よりもそっちのほうがおもしろそうです。ですよね? 好奇心が刺激されそうですし。日々の生活も豊かなものになりそうですし。いかがでしょうか。(はやし)
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by futohen | 2005-07-27 22:28 | 不等辺演劇倶楽部

演劇倶楽部Q&Aその2

Q.4 イメージする力をつけるために小説を読んでいますが、それはいいことでしょうか?

 はい! それはとってもとってもいいことだと思います。小説にかぎらず読書はぜひぜひ。いろいろな種類のものを読まれることをすすめます。

 イメージする力をつけるため、というのであれば、読書はもちろん、それ以上にラジオを聴くことを私はおすすめします。ラジオじゃなくたっていいのですが、耳から情報を得ること。それをアタマのなかで視覚イメージに変換しますよね。そのことが力になります。

 実戦的なことを言えば、芝居作りのなかで脚本を読むときもそうです。

 脚本に書かれてあることを、目で読むだけじゃなく、耳でも聞けるような工夫をするといい。耳で聞いて、目は閉じる。稽古期間がはじまったら、俳優は脚本をすりきれるほど読み返すはずです。このとき、目で活字を追うばかりだと、「セリフにとらわれすぎ」になるおそれがあります。このセリフはどうやって言おうかな、みたいな思考に流れてしまいやすいのです。(かならずそうなるとは言いませんよ)。

 それはちょっと困りものです。危険。

 演技は、セリフの言い方だけで処理できてしまうものではなくて、身体ごと取り組むべきものです。脚本に書かれてあることを、情景として、視覚イメージに変換できるような工夫を、脚本を読む際にも心掛けるべきです。そのためには、耳から情報を取り入れるのがいい。私の稽古では、通し稽古を「録音」して(録画ではない)、全員でテープを持ち帰っていました。全員で、というのは、俳優だけじゃなく演出家にもおなじ危険があるからです。

 そうは言いながら、それでもやはり読書はするべきです。ぜひ本は読みましょう。

 読書の習慣のない人は、集団内で軽んじられがちなものです。いやらしい話ですね・・・。劇団という集団にも、軽んじられてしまう人はいます。悲しいことですが、集団活動だと、そういう「ステイタス」の高低が知らず知らず生まれます。そして、主体的に活動するには、軽んじられてしまうと、かなり不利益です。読書さえすればいいというものでもないでしょうが、ぜひ読書はするべきです。ひとりでできることだし、お金もあまりかからないことですし。(はやし)
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by futohen | 2005-07-27 00:49 | 不等辺演劇倶楽部

演劇倶楽部Q&Aその1

Q.1 どれくらいのペースで演劇倶楽部はおこなう予定ですか?

 はい、毎月1回ずつやりたいと思っています。毎月の、第3土曜か第3日曜に。という具合に、決めてやりたいです。で、その一週間後がワークショップ。覚えやすいでしょ? (はやし)

Q.2 次回はいつですか?

 8月21日(日曜)です。今回とおなじく、午後1時から5時まで(今回は延長してしまって、ごめんなさい)。会場は八幡山区民集会所です。(はやし)

Q.3 若者の参加が主体の倶楽部で、今後も中高年の私が参加してもいいものでしょうか?

 はい、もちろんです! ぜひ遠慮なくご参加ください。

 興味と意欲をおもちの方なら、基本的にどなたでも歓迎です。「基本的に」というのは、ワークショップにいちどは参加したことがある、というのを一応の条件にしているためです。興味と意欲をおもちの方は、ぜひいちどまずはワークショップにおいでください。

 ちなみに「若者が主体」というのも、結果としてそうなることはあるかもしれないですが、もっと広がりのある集まりになるといいなぁと思っています。

 劇団活動をしている人たちって、大半が20代と30代ですよね(不等辺さんかく劇団の劇団員も全員がそうです)。あとは10代。中学や高校の演劇部員ですね。けれど中学や高校の演劇部員と、20代30代で演劇をやっている者たちとの交流はほとんどありません。

 こういう現状って、演劇というジャンル自体にとって、よくないことだと思います。

 風穴を開けたいですよね。また私自身も、ワークショップ・リーダーや演出家の立場として、20代30代の「若者」だけを相手にしていればいいのであれば、ラクちんです。うん。自分にとってのハードルを低く設定してはいけないなぁと思うのです。

 ワークショップでも、この演劇倶楽部でも、ぜひさまざまな世代の方々と、演劇のおもしろみを探っていきたいと思っています。そんな場にしていきましょう。(はやし)
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by futohen | 2005-07-26 00:31 | 不等辺演劇倶楽部

 今日は演劇倶楽部の第1回でした。ワークショップはこれまでに29回やっていますが、演劇倶楽部は今日が第1回です。はじまりましたね~。ついに。記念すべき第1回にご参加くださったのは7名の方々でした。

 ご参加ありがとうございました! お疲れさまでした!

 ワークショップではなかなか脚本を使った稽古にまで踏み込めません。踏み込む時間がない。しかししかししかし。この演劇倶楽部ではそこまで踏み込みます。今日もほんの一歩だけでしたが、踏み込みましたね。いかがでしたか。芝居作りのはじめの一歩。楽しんでいただけたなら幸いです。

 今回は不等辺の中澤日菜子の作品で、この5月に上演したばかりのもの。「菜ノ花狩りに日は続き」の1ページ目と2ページ目をテキストとして使いました。

 いやぁいやぁいやぁ! 今日の演劇倶楽部。やりながら、私はとってもおもしろかったです。ぜひこれ、続けていきましょうね。早くも、いまから次回が楽しみです。

 脚本をテキストとして使いながら、私の演出哲学(みたいなもの。ハヤシ・メソッド?)を、参加者のみなさんにそのつど少しずつ提示していく。提示することによって、少しずつそれを確かなものにしていく。ステキだなぁ。参加者のみなさんにとっても、私にとっても、ぜひぜひ有意義な企画になりますように。

 演劇倶楽部とワークショップと、どちらもなにとぞよろしくお願いします!

 ワークショップでも毎回お願いしているアンケート。この演劇倶楽部では、アンケート用紙に「質問」を寄せていただきます。どんな質問でもかまいません。演劇倶楽部について、演劇について、私について(?)、その他もろもろ。このブログ上で、その質問に私が回答します。

 題して「演劇倶楽部Q&A」 ブログ上の新企画です。

 ぜひお楽しみに。というか、今回はどんな質問があるのだろうか。アンケートをまだ見ていないのです。なんだかワクワクしますね。(はやし)
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by futohen | 2005-07-25 00:27 | 不等辺演劇倶楽部

静岡遠征


 秋から講師の仕事をお受けする予定です。その稽古場、というかレッスン会場のある静岡に遠征。じっさいの現場の雰囲気を肌で味わってみようと、視察に出かけます。静岡まで。

 この写真を撮ったのが早朝の7時台です。私は朝の5時半に起きました。

 ありえない・・・・・・。

 こんな朝に静岡の駅前にいる自分がありえない。夢か現か。街が、という以上に、いまこの街にいる自分が新鮮。駅構内のスターバックスで、熱いコーヒーで目を覚ます。

 覚めない・・・・・・。

 いやぁ。でも気合が入りました。やる気がむくむく湧いてきた。百聞は一見にしかず。稽古場っていいなぁ。静岡の稽古場の空気を私は大きく吸い込んだ。楽しみ楽しみ。私ゃ、やりまっせ。思う存分。静岡の方々、どうぞよろしくお願いします。(はやし)
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by futohen | 2005-07-23 21:39 | 演劇一般
 招待券をいただいたので、観劇。ご招待ありがとうございました。

 受付で。50音順に招待券が配列されていたのか、私のつぎのチケットが「別所哲也様」と書かれていました。席順も隣だったらどうしよう・・・・・・。それは杞憂に終わりました。

 ネプチューンの原田泰造は、他の共演者と比べると声は悪いが、演技そのものは悪くなかったです。失礼ながら、意外でした。彼は外見が年齢と釣り合っていますね。

 江守徹はさすがに見事。見事なのだが、私は「江守徹」の名前を度忘れしてしまい、「このおじさん、なんて名前だったかなぁ・・・。『連想ゲーム』に出ていたよなぁ・・・。なんだったかなぁ・・・」と、ずっと連想ゲームをしていました。たいへん失礼しました。なぜ思い出せぬ。

 さらっと観てしまいましたが、チケット代は、これ8400円なんですね。高いなぁ・・・。たしかに舞台セットはきれいで、お金をかけるとちがうなぁという印象。ジグソーパズルのピースをイメージしたデザインは、なかなかしゃれています。
 
 ル・テアトル銀座って、昔の「銀座セゾン劇場」ですよね。来たのはひさしぶりです。なつかしいですね。「セゾン」時代によく来たものでした。大学生のころ。ジーンズ・シートだっけか? 学生対象の、格安のチケットがありましたよね。

 劇場からの連想。劇場つながり。観劇しながら、この劇場で以前に見た芝居のシーンを思い出しました。いくつ見たかなぁ。いちばん印象深いのはつかこうへいの「飛龍伝」。冨田靖子バージョンだ。あの、パッヘルベルのカノンを使ったシーンはよかった。(はやし)
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by futohen | 2005-07-23 01:23 | 演劇一般

ツォルク砂丘の稽古場

 「ツォルク砂丘」。なんだかむずかしい名前だ・・・。これは演劇ユニットの名前なのです。不等辺の中澤日菜子が結成したユニット。その「ツォルク砂丘」の稽古の様子を、私はのぞいてみました。(ツォルク砂丘って、でも本当にどんな意味なんだ?>中澤)

 彼らはいま「クジラは猫に運ばれる」という作品の稽古をしています。中澤日菜子の新作です。9月初旬に、彼らはこの作品をたずさえて愛知県長久手町(愛知万博の会場としておなじみですね)に遠征するのです。

 全国制覇を目指して、長久手で合戦があるのだ!

 ステキだなぁ。ロマンだなぁ。日本劇作家大会2005長久手大会の「短編劇コンテスト」に、彼らはエントリーしているのです。その出品作品の、今夜は稽古。

 稽古場で稽古の様子を眺めていると、どこかうっとりしてくるような感じがあります。ムズムズするようでもあり、ワクワクするようでもある。私はもうそれこそ演劇をはじめた当初から、稽古場が好きでした。劇場よりも稽古場、本番よりも稽古が好きなのです。

 滝沢正光曰く 「練習が仕事。レースは集金」

 有名な競輪選手の有名なことばです。言うもんだねぇ、滝沢。でもこれには私も同意。集金っていうほどのお金にはならないけれど、本番は集金。稽古が仕事です。役者だったころも、演出家としてのいまも、真価を問われるのは稽古場です。

 もちろん劇場や本番もステキなものです。魅力にあふれている。でも私にとって、本当におもしろいこと、本当に創造的なことは、すべて稽古場で起こっていたように思われるのです。

 お。お。目が覚めてきた。 思い出してきた思い出してきた。

 私のなかの「演出家」が、むっくり起き出しましたよ。あの感覚を思い出してきた。俳優や脚本との距離のとり方などの、稽古場での私なりのあり方。しばらくご無沙汰だったからな。何ヶ月ぶりかに演出ノートも引っ張り出して、きっちり復習(予習)もしてみよう。

 24日は不等辺演劇倶楽部です。いよいよ(ようやく)第一回目。私はワークショップ・リーダーというよりは、演出家にちかい感覚で臨みたいと思っていました。ちょうどいいタイミングで、私のなかの「演出家」の感覚が戻ってきましたよ。ご参加くださる方々、ぜひお楽しみに。

 ツォルク砂丘のみなさん。今日はありがとうございました。お疲れさまでした。ぜひ全国にその名をとどろかせ! 全国のみなさん、「ツォルク砂丘」をどうぞよろしくお願いします!
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 今夜はさらに。稽古場のちかくのお店にも私は出没します。神出鬼没。世田谷区の下ノ谷商店街のなかほどにある「カフェ下ノ谷」です。前から行ってみたいと思っていたお店。ようやく顔を出すことができました。

 マスターのほづみんさん、おいしいコーヒーをご馳走さまでした。(はやし)
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by futohen | 2005-07-22 01:02 | 演劇一般