2007年 08月 20日 ( 1 )

→放浪→堕落→

 中学生小説のアンソロジー、「14歳の本棚~家族兄弟編~」(新潮文庫)を読みました。「~部活学園編~」に負けず劣らず、これもおもしろかったですわ。ベスト3を選ぶのは難航。というのも以下の2作品が飛び抜けて良くて、これらに並ぶ3作目が選べんのですわ。

 ・井上ひさし「汚点(しみ)」
 ・宮本輝「蛍川」(抄)

 「汚点(しみ)」は、自伝的小説「四十一番の少年」のなかの一節。井上ひさしの小説は20歳の頃たっくさん読みました。以来ゼンゼン読んでない(戯曲は読むよ)。でもこれは読んでいなかったです。読んでいたら、これを忘れているわけがない。すぐに読みます。

 宮本輝作品も「優駿」を皮切りに同じ頃、当時の全作品を読破したはずなんだよな。なのに「蛍川」は読んでいないということが発覚しました。おっかしーなー。映画を観て、原作も読んだ気になっちゃってたのかな。これもすぐに読みます。今日ブックオフで買ったから。

 3つ目は、選べんなー。森絵都か野中ともそかなぁ。でも、五木寛之の「青春の門」もよかったです。超有名作品で、タイトルはもちろん私も知ってましたが、中身に触れたのは初めて。これも読んでみようと思います。ブックオフで「筑豊篇」の上下巻を購入。

 ちなみにこの大河小説、どうもいろんな<篇>に分かれているようですね。順に「筑豊篇」「自立篇」「放浪篇」「堕落篇」「望郷篇」「再起篇」。いやぁ、わっかりやすいわ。主人公の信介が、「筑豊」で育ち、上京して「自立」し、そして「放浪」し、「堕落」して、「望郷」の念にむせび、やがては「再起」するお話なんでしょう。タイトルがあらすじだね。(はやし)
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by futohen | 2007-08-20 21:26 | 表現活動一般