2007年 08月 09日 ( 2 )

 高校演劇のサマーフェスティバルの今日が初日。2年前と3年前、それぞれ1、2作品ずつ摘むように観ましたが、今年は8作品ぜんぶ観てみようと思っています。北千住のシアター1010に来たのは今日が初めてでした(以前は天王洲アイルが会場だったからね)。いやー、きれーなゲキジョーができたもんですなー。しかも駅からこんな近くに。豊島区の「あうるすぽっと」もそうだなぁ、いま劇場を作るのがブームなんですか?

 4作品それぞれに見どころがありました。強いて1作品だけ選ぶなら、氏家・さくら清修高校(栃木県)の「純心(ひたごころ)♪うちにたもちて」ですね。大会を目指してみんなでがんばる、という一種の「大会モノ」。高校演劇作品の王道ですし、展開の仕方も教科書どおりという印象。安心して観ていられます。ラストは、私も自然に拍手しちゃったしな。

 複数の公立高校が統合されて新しい高校が新設されるという話はよく聞きます。でもこの「氏家・さくら清修高校」のようなケースは私は寡聞にして知りませんでした。その特色(?)が、あまりにもきれいな形で作品のなかに取り込まれていて、こりゃ狙ったなと思わないでもないんだけど、やっぱりぐっと来ちゃったな。私の「純心」が反応してしまった。(はやし)
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by futohen | 2007-08-09 21:30 | 演劇一般

「御母堂伝説」

 女性が子供を産んで「母親」になる、そのこと自体に私はタイムリーなものを感じて、客席で胸を熱くしていたのでした。たぶんそれは作り手の意図せぬカタルシスなんだろう。

 ラ カンパニー アン の公演「御母堂伝説」を観ました。神楽坂のシアター・イワトにて。

 稽古場で拝見したときから、さらに女優陣がパワフルさを増していました。あの「女エネルギー」には圧倒されますよ。そして、稽古場で拝見したときからそうでしたが、劇団旅行者(韓国)から客演のクウォン・ヨンホという俳優が、もう、すっばらしーですわ。ありゃすごいわ。前に長久手の劇作家大会で劇団アルマルの公演を観たときも、その素晴らしさに客席で呆然とした。今日のクウォン・ヨンホの演技からもそれと同質なインパクトを受けましたよ。気配がね、ちがうんだよね、そこらの日本の小劇場の俳優とは。なんなんだろうね。あれは。

 西川美和の「ゆれる」(ポプラ社)を一気読み。大傑作映画の小説版です。西川監督自らがノベライズ。映像作品をノベライズしたのって、どれもどうしてあんなくっだらないの? と思っていた。でもこの「ゆれる」は小説で読んでもすごいね。「文学作品」の迫力みたいなのに呑まれました。明日ツタヤで「ゆれる」のDVD借ります。もう一度観てみる。(はやし)
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by futohen | 2007-08-09 00:35 | 演劇一般