「俺たちの甲子園」

 県立湯本(福島)の「俺たちの甲子園」をDVDで鑑賞しました。94年の全国大会の最優秀賞。いやぁ、これはすばらしい。バス停のシーンとか上手いなぁ。親がバスに乗って帰っていくのを見送る息子の、ちょっとした表情がすごくよかった。そもそも役者の顔つきがいいですね。特にあのふたり。芝居の終わらせ方も抜群です。こう、観客に渡している感じがする。ジプシーキングスの「マイ・ウェイ」も効果的だなぁ。96年の岩井俊二の「スワロウテイル」よりも、石原哲也さんのほうが先に「マイ・ウェイ」を使っていたんですね。全国大会は8月のアタマですから、上演のタイミングも最高だったはず。94年夏の福島県代表(←高校野球のです)は県立双葉だったかしら。そんなことも思い浮かべ重ね合わせつつ観ていました。

 野村誠+大沢久子の「老人ホームに音楽がひびく」(晶文社)を読了。たいへん感心。

 桜井さんとぼくとは似たことをやっていたのだ。ぼくの作曲は、緻密に計算された現代音楽がどうやったら自由奔放さを失わないでいられるか、その方法の探究だとするならば、桜井さんは、形式化、マニュアル化された介護が自由奔放さを失わないためにさくら苑を作った。だから根っこの部分で共通しているものがあるように思う。

 野村誠さんの著書はもっと読んでみようと思います。(はやし)
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by futohen | 2009-01-28 21:20 | 演劇一般