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「河童」(私はダブルで愚かでした・・・)

 優秀校東京公演の2日目です。今日も夜になって雨。これで7日連続の降雨。

 青森中央の「河童」。終演後の幕間インタビューのとき、「私たち、学年を問わずみんなすごく仲がいいんです♪」と言って、出演者4人で肩を組んで笑っていました。(質問は、カイとヨウヘイが息の合った掛け合いを見せていたことに対して、実際にも仲がいいんですか?というものでした)。あの笑顔がよかった! あの明るさに救われた! あの笑顔がなかったら、安心して席を立つことができなかったと思う。それぐらい、胸にずしんと来た。重い球でした。

 全国大会のときはかなり上手寄りの、前から3列目の席で観ました。(今日は2階席の最前列。中央寄りの席。ここ特等席です)。登場人物の多くが上手ソデから出ハケしたので、ラッキーだと思っていた。特にヒメノが最初に登場した瞬間の表情はいまでもくっきりと覚えています。しかし。その一方で。物語序盤、下手奥で、ミナミがぽつんと一人で本を読んでいるのは、見えていなかったです。セリフがあるのでミナミがいるのはわかるし、本を読んでいるのも見えていたが、孤立しているのは見えていなかった。私は愚かだ・・・。それって、まるっきり「愚かな大人の目線」そのものですね。生徒を見てはいても、孤立が見えていない。

 いま去年3月の春季フェスティバルのパンフレットを引っ張り出して来て、確認しました。この「河童」に出演している3年生3名(ヒメノ、ミオナ、ミナミ)は、あの私の大好きな「最終試験場の9人」にも出演していたんですね! 当時は1年生ですか。もっと早く確認していれば、今日また特別の思い入れをもって観劇したにちがいないのに。私は愚かだ・・・。(はやし)
by futohen | 2008-09-01 01:03 | 演劇一般