2006年 02月 22日
「8月のクリスマス」
韓国と日本とでは、目上の方に対する敬意や家族に対する思いの強さなど、差があるんだろうと思います。ということは、家族写真を撮ることの意味や、それを撮ってくれる写真館の主人の社会的ポジションなどもきっと。これを日本の映画だと思ってみると、ちょっとピンと来ないかなぁ。どうだろう。デジカメと携帯電話の普及も、あまり考慮されていない感じですね。
「おじさん」という呼び方も・・・。どうもなじまない。山崎まさよしは、たしかに以前と比べると老けた気もするが、おじさんという感じじゃない。「写真屋さん」じゃだめなのかな。
今日の日本版でよかった点がふたつ。ひとつはヒロインの職業です。小学校の臨時教師にしたのはいいですね。いまの私にはぐっと来ます。駐車違反を取り締まる婦警さんのようなヒロインよりも、こっちのほうがいいです。しっかり働いているなぁという気がしました。
もうひとつは山崎まさよしの声です。セリフの声。普通の俳優がセリフを読むのとはちょっと感じがちがう。そのまま歌になりそうというか。歌と地続きのセリフという気がします。お正月の「古畑任三郎」にイチローが出ていて。イチローの立ち姿や走る姿が、もう普通の俳優とはゼンゼンちがって見えた。それとおなじかな。でもでもでも。山崎まさよしの声もかなりいいが、私は比べるなら、ハン・ソッキュの声を買うけどね。(はやし)
by futohen
| 2006-02-22 20:53
| 表現活動一般