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水戸にて、ほか雑感

 レッスン後、市内のホテルに投宿。年末年始にお休みのなかった私の、おそい正月休み。今夜が私の大晦日みたいなものです。つかの間、羽を伸ばす。

 水戸芸術館までぶらりと腹ごなし。昼は暑いくらいだったけど(レッスン室が暖房効きすぎ)、夜は冷えますね。寒い寒い。芸術館の、この大きなオブジェ。夜はライトアップされて、相当に目立っています。夜の美術館の様子というのも、寒々しいというか、ひっそりとしていて、これはこれでなかなか。もちろん夜でさえなきゃ中の展示も見学したいものだけど。

 以前に来たのは10年近くも前の夏で、ここで野外劇をやっていたのを見たんです。安田雅弘が演出して、水戸の市民俳優たちが大勢出演しての、演目はなんだったかなぁ。シェークスピア。「十二夜」だったっけかなぁ。開演するころはまだ夕空で、当たり前だけどそれがだんだん夜空になっていくんですよね。夏の夜。ビールの売り子が出ていて、観客は開演前からもうほろ酔いみたいな感じで、そういったもろもろがプロ野球のナイター観戦のようでした。

 来月かな、芸術館でやはり演劇公演があるらしく、そのポスターが貼り出されています。チェーホフの「かもめ」。これは市民俳優の作品でもないし野外劇でもありません。普通に劇場でやる公演。文学座の俳優や夢の遊眠社にいた俳優が出ている。そんな出演者たちのなかに、私は古い知り合いらしき名前(たぶん当人だと思う)を見つけてしまいました。びっくりだ。いやぁ、がんばっているなぁ。続いているなぁ。たぶん大きな役だ。すごいなぁ。

 テレビをつけるとNHKの「トップランナー」。この番組、見るのひさしぶりだ(なんだか今夜は「ひさしぶり」が連発だ)。ゲストの阿部サダヲもおもしろいんだけど、なにしろ本上まなみの美しさに目を奪われました。身を乗り出して見た。これはきれいだ。こんなにきれいだったか。この人は20代のころより今のほうがずっと魅力的だと思う。(はやし)
by futohen | 2006-01-08 21:27 | 演劇一般