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尾山台のパイ焼き茶房

 尾山台図書館にて、明日のワークショップで使うCDを選びます。

 この図書館は居心地がいいです。いつ来ても、なぜだか本がおもしろそうに見えます。雰囲気もいい。世田谷区内に10いくつある図書館のなかで、私はこの尾山台図書館が2番目に気に入っています。私の選ぶ、世田谷区内の第2位だ。

 1位は、内緒です。それはとっても不思議な図書館で。そこに行くと、パッといろんなアイデアが浮かぶのです。本当に不思議。困っているときに突破口の開けることがよくある。もちろん本もおもしろそうに見えます。私の、秘密の隠れ家のようなものだ。

 んじゃ、今日もそっちに行けばよさそうなもの。なのに尾山台に来たのは、べつに明日のワークショップのことで困って、突破口を求めているわけじゃなかったのと、尾山台に寄りたい場所がもうひとつあったからだ。

 「パイ焼き茶房」という喫茶店(いまはカフェというの?)で、私の友人の中谷靖彦くんの個展をやっています。絵本作家の中谷くん。案内をもらって、今日までなかなか立ち寄る機会がなかったので、じゃ図書館とカップリングで、尾山台に出向いてみようかと。

 それがね。ハガキの地図を見て、「中谷くん、場所、間違えてんじゃん?」と思っていた。以前にも「パイ焼き茶房」で個展があり、うっすらとだが場所を覚えていました。で。今日行ってみたら、間違えていたのは私のほうだ。「パイ焼き茶房」、場所が移転したのね。なんと尾山台図書館の隣じゃないの。すぐ横。びっくりです。

 以前は、ちょっと離れたべつのタテモノの2階にお店がありました。雰囲気はとってもいい。コジンマリとした、知る人ぞ知る「秘密のお店」みたいな感じでした。私が寄ったら、お客さんがひとりしかいなかった。しかもそれが中谷くん本人だった。「わぉ!」「おぉ!」「どぅ?」「いやぁ!」みたいな。ありゃ去年の秋だったか。楽しかったなぁ。

 この新しいお店は、もっと広くて、なにより道に開けていて、変な言い方だけど「お店が出世したなぁ」という感じ。なんというかメジャーに昇格。雰囲気はもちろんよく、中谷くんの絵もお店にマッチしていました。お客さんも何人もいるし!

 コーヒーを飲みつつ、私は明日のワークショップのプランを練ります。「思い入れのあるマチ」をひとつ選んで、さらっと語るみたいなのをやってみようかと思う。東京か、あるいは首都圏から。「思い入れ」っていうのが人それぞれだよね。私だったら、この尾山台のマチもいいけれど、明日はべつのマチにします。さて、どこにしよう。

 ワークショップ版「アド街ック天国」(?)。明日をお楽しみに。(はやし)
by futohen | 2005-12-22 20:41 | ワークショップ