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クレヨンの身体感覚

 あいにくの雨。朝から両国の日本大学第一高校へ。先週につづいて城東地区の新人デビューフェスティバルの2日目。私は審査員を務めます。小岩「バースデー・プレゼント」、足立西「社長パニック!」、江戸川「蝶よ花よ」、駿台学園「生徒会長の俺が新しい部活を承認した結果ww」、日本大学第一「クレヨンポップ」、橘「29歳独身の平凡で平穏な日常」、開成「あの日へ」、上野「地獄の悪魔ー序章ー」、東「うちの三姉妹」、大江戸「『』」、淵江「その名もクズ刑事」、潤徳女子「おうさまごっこ」、白鷗「お助け部!!!!!」、小松川「自由になりたい!!!」の14作品を楽しく観劇。全作品をアトランダムに講評。表彰式。

 日大一高の作品は擬人化された7色のクレヨンたちが自らの持ち主のために自ら協力して絵を描くというお話。「クレヨンで絵を描く」という行為は、クレヨン本人にとってどんな身体感覚をもたらすものなのか、私はとってもとっても気になるのでした。くすぐったいのか。痛いのか。気持ちいいのか。それが知りたい。

 夜。顧問の先生方と飲みに行く。講評を聴くというのは生徒にとって演劇の見方を学ぶ機会である。新人デビューフェスティバルは新人が初めてそれを学ぶ機会である。本当に先生のおっしゃるとおりだ。新人フェスの審査員がいかに重い責任を負っているか、25作品ぜんぶの講評が終わった後の飲み会で今さら気づいて震える私である。もちろん私はいつもどおり必死に講評しましたが。(はやし)
by futohen | 2014-06-23 01:46 | 演劇一般