マナちゃんの真夜中の約束・イン・ブルー

 富士市は快晴。ただ夜更けに雨が降ったらしく、空気の感じが昨日とはちがう。富士山が一段と鮮やかです。ロゼシアターにて。関東大会の2日目。甲府城西(山梨)「アナウンス」、甲府南(山梨)「マナちゃんの真夜中の約束・イン・ブルー」、松戸(千葉)「サチとヒカリ」、山手学院(神奈川)「わが家のあかし」、富士(静岡)「寿歌」、専修大学松戸(千葉)「人生ゲーム」の6作品を観劇。望月純吉さん加藤ちかさんオーハシヨースケさん畑澤聖悟さん瀬田晃さんの講評を聴く。というか、なんと全作品を畑澤さんが講評するというぜいたくさ。たっぷり堪能しました。でも畑澤さんの抜ける北関東は講評、大丈夫なのかしら。

 甲府南は文句なしの最優秀賞。世界を切り取るセンスが絶妙かつ独特。中村先生の作品は、思えばどれも、そうして切り取った世界を【冒険するお話】だ。冒険王とお呼びしたい。「マナちゃんの真夜中の約束・イン・ブルー」をざっくりと一言で言えば【コンビニにアイスを買いに行くお話】。これが絶品の素敵な冒険譚。全国大会も楽しみです。ひたちなかは中村先生にとって縁起のいい会場なのでは。

 仕事帰りにちっちゃな娘の誕生日プレゼントを買って帰る夜というのは、男性の人生の最も幸せな夜のひとつなんだろうなと、専大松戸「人生ゲーム」を観ながら想像。あのエピソードが浅田先生の実体験だと知っていて観ると、ひとしお胸に迫るものがある。きのう「サミットつながりで、村田女子をネタにしてくださいよ」と浅田先生にお願いしたら、本当に村田女子のネタを入れてくれました。ゆうべ稽古したんですね。全13校のうち、出演者が観客に話を振ったのも、出演者が客席の花道を走ったのも専松だけ。関東大会の大舞台でもスタイルは揺るがない。専松は常に【大会随一の飛び道具】であってほしいです。愛すべき飛び道具であれ。

 閉会式で県立松戸は生徒の代わりに顧問の阿部先生が賞状を受け取っていて、その様子がチャーミング。阿部先生はずっと賞状を渡す側でしたのに。あと、創作脚本賞の賞状の授与の際、舞台上の山口先生と客席の中村先生が「舞台、上がんないの? どうするの? え、生徒に代わりに渡すの? 了解」みたいなやりとりを声を出さずに交わしていた様子も、なんだか愛らしかったのでした。(はやし)
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by futohen | 2014-01-27 01:22 | 演劇一般