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東北大会最終日

 今日も弘前は雪。雪道を市民会館まで歩く。東北大会の最終日です。県立宮城県第三女子(宮城)「壁と蝸牛」、県立大館鳳鳴(秋田)「お葬式」の2作品を観劇。山口宏子さん加藤正信さん谷省吾さん横澤信夫さん柴田友子さんによる、全13作品の審査講評を堪能。

 最優秀賞:
  県立弘前中央(青森)「あゆみ」
 優秀賞:
  県立青森南(青森)「もみじ」
  県立福島明成(福島)「突撃!販売実習!!~北川咲アタック篇~」
  県立宮城県第三女子(宮城)「壁と蝸牛」

 いやぁ、こんなに見応えのある大会は私は初めてです。審査講評も内容が豊かでした。私は山口宏子さんの講評のファンですので、特に「あゆみ」「みんなの美学」「壁と蝸牛」の3作品について山口さんの講評を聴けたのが嬉しかった。非常に勉強になりました。

 審査結果にも納得感がありました。個人的な実感でも、やはり第1位は「あゆみ」。この作品は私のオールタイム高校演劇ベスト1かもしれません。もし「あゆみ」を上回る評価を得る作品があるとしたら、それは「壁と蝸牛」だろうと思っていました。作品の仕上がり具合はもちろんのこと、なにしろカルロの顔つきが良かった。顔に力がありました。この作品に懸ける思いというか、去年2位だったこの大会に懸ける思いのようなものを感じ、惹きつけられました。

 私は岩手県と福島県の県大会で審査員を務めましたので、両県の4作品は特別な愛着を感じつつ観劇しました。子を思う親心のような感情が湧きます。不思議なものです。優秀賞のひとつに福島明成高校の名前が読み上げられたときは、胸に迫るものがあったなぁ。

 出場校のみなさん大会関係者のみなさん、お疲れさまでした。素敵な大会でした。

 弘前駅まで時間をかけて歩き、JRで青森市に移動。今夜は青森泊です。(はやし)
by futohen | 2009-12-21 01:14 | 演劇一般